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向精神薬の副作用に挫折しそうな人必見?精神疾患は漢方薬でも治療できます

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精神疾患は漢方薬でも治療できます

精神疾患の治療薬は向精神薬しかないと思われがちですが、実は漢方薬でも治療はできます。しかし、向精神薬と同じように人によって薬との相性があるため万人にお勧めできるものではないのかもしれません。ただ、向精神薬の副作用に苦しんで治療をやめてしまいたいと思ったことのある人に是非読んで頂きたい記事になります。

漢方薬とは?

東洋医学の代表的な治療法です。植物、土、金属、鉱物、動物、魚、虫などの自然素材から作られた生薬を複数組み合わせて服用または塗布して病気を治療します。

金属や虫ってちょっと怖いですよね。でも双極性障害(躁うつ病)の治療薬の代表格であるリーマスの成分は炭酸リチウム。あれも元を辿れば金属です。

漢方薬の種類とネーミングから読み取れる特徴

現在、日本で手に入る生薬はおよそ250種類。その中で市販されているものは約200種類以上あります。

漢方薬の形状はさまざまで、漢方薬の名称の最後の文字によって変わってきます。最後の文字が「湯」、「飲」、「方」なら煎じ薬、「丸」、「丹」なら丸剤、「散」は散剤、「膏」は膏薬というようにそれぞれの形状を表しています。

漢方薬は西洋薬(向精神薬)より個人的には副作用が軽いものが多い

漢方薬も薬なので副作用はあります。それでも向精神薬のように重篤な副作用が出る頻度が少ないように思います。向精神薬の副作用に苦しんで薬物療法に挫折しそうなら、漢方薬を試してみる価値は十分あると思います。

漢方薬は味が独特なので、服用後のむかつきや軽い吐き気はどんな人でも、どんな漢方薬でもあり得ることかもしれません。胃腸が弱い人は要注意です。

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漢方薬の副作用の一例

1.麻黄(マオウ)

動悸、精神興奮、排尿障害など

麻黄は喘息や咳嗽の治療に用いられるエフェドリンの原料になります。交感神経興奮作用を持つため、麻黄の含まれる漢方薬と向精神薬との併用については特に注意が必要です。併用の際は必ず専門医と相談して下さい。

2.甘草(カンゾウ)

高血圧、浮腫、偽アルドステロン症(手足の痺れ・こむら返りなど)

甘草は日本で販売されている漢方薬の約7割に含まれている生薬です。漢方薬を数種類併用するときは甘草の摂りすぎに注意しなければなりません。

さらに甘草は甘味料や食品添加物などにも微量に含まれており、漢方薬と併用することで過剰摂取してしまう恐れもあります。

3.黄芩(オウゴン)

アレルギー反応による間質性肺炎、薬物性肝障害

黄芩の含まれる漢方薬を長期服用したことにより間質性肺炎が引き起こされた報告があります。特に高齢者の服用には気をつけなければなりません。また肝機能に問題がないかどうか定期的に血液検査をすることが望ましいと思います。

食物アレルギーがある人は要注意

先にも述べた通り、漢方薬は自然素材由来です。人参、みかん、生姜、シナモン、ゼラチン、玄米、小麦などの身近な食品が生薬になっているものがあります。小麦アレルギーがある人は小麦(ショウバク)の含まれる漢方薬を服用するとアレルギー反応が出る恐れがあるので注意が必要です。

副作用に似た症状もある

漢方薬の服用により一時的に症状が悪化し、高熱や下痢、発疹などが出現する瞑眩(めいげん)と呼ばれる副作用に似た症状があります。瞑眩は薬を服用して意図せず出現する副作用とは違い、治療のために意図して症状を作るものです。一般的に知られている言葉では好転反応と呼びます。

副作用と瞑眩は自己診断では区別が難しいため、漢方薬の服用に伴って不快な症状が出現した場合は、速やかに医師や薬剤師に相談しましょう。

私が漢方薬を選んだきっかけと理由

この記事の「ベルソムラが処方されるまでの私の過程」 の項目をご覧下さい。

向精神薬に頼れないのなら漢方薬しかない!藁にもすがる思いで2014年11月に初めて漢方内科を受診しました。

漢方薬を服用してから現在に至るまで

よくわからない植物の根や茎が身体の何に効くのだろうか。最初は半信半疑でした。けれども専門医に診てもらって自分に合う漢方薬に出会えたことで今は向精神薬よりも漢方薬の治療がメインになっています。

実は過去にかかりつけの精神科で漢方薬を処方してもらったことがありました。そのときに処方されたものは加味逍遥散(カミショウヨウサン)。「女性特有のホルモンバランスの変化から来るであろう気分の変動がつらいから漢方薬を試してみたい」と伝えるとこれが処方されました。

しかし主治医は「漢方薬には詳しくないからね」とニッコリ笑ってました。案の定効果を実感できず…最終的には飲まなくなって処方から外してもらいました。

東洋医学の個性的な診察方法「四診」

東洋医学では問診、望診、切診、聞診の結果から導き出された患者の「証(体質)」に合った漢方薬を選びます。証の診断が正しいかどうかは漢方薬を実際に服用してみて効果があったかどうかで決まり、効果がなければ証を診断し直し、処方を変更します。

証は生活習慣や環境などのさまざまな条件によって変化していくものです。そのため診察のたびに四診によって証を判断することが鍵となってきます。

四診の種類

問診(もんしん)

患者の全身の症状を聞く診察法。患者の全身の症状を聞くので質問は多岐にわたります。初診時の問診票は2枚のA4用紙の裏面に当てはまる症状に○をつける項目がびっしり埋まっていました。さらに心理検査や血液検査、尿検査などの検査結果から患者の全身状態を把握します。

望診(ぼうしん)

患者の顔色や皮膚、体型を観察する診察法で西洋医学の視診に相当します。舌を診る「舌診」という方法もあり、舌の色や形、大きさ、乾燥の程度、苔のつき方などを診ます。

切診(せっしん)

患者の脈やお腹に触れる診察法で西洋医学の触診に相当します。脈の速さや勢い、性状などを手首の脈に触れて診る「脈診」と、腹部の皮膚や筋肉の緊張状態、圧痛の有無などをお腹に触れて診る「腹診」があります。

聞診(ぶんしん)

問診とは違い、患者から発せられる音やにおいを診る診察法。患者の声の調子や話し方、息の仕方、咳をする様子、息や身体のにおいを診ます。

私が現在服用中の漢方薬と感じた効果のレポート

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

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初診である2014年11月から服用中。寝る前のパニックや過呼吸、動悸、不安感を軽減させる目的で服用を始めたのですがバッチリ効果テキメンでした。即効性があるのか、飲んだ翌日から効果を実感できました。「夜が怖い」「眠ることが怖い」と思っていた不安感は随分軽減されて睡眠の質が向上しました。

補中益気湯(ホチュウエッキトウ)

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2015年1月から服用中。長引くうつ期で失われた基礎体力を回復させるために服用を始めましたが、服用してから1ヶ月後くらいに効果を実感できました。

歩きながら会話をしたり電話をすると息切れがして動けなくなってしまったり、階段を上るときも手すりに掴まりながらでないと無理だったのに、今は階段を駆け上がっても多少の息切れだけで済みます。完全に元通りとはなりませんが体力がつきました。

四苓湯(シレイトウ)

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2015年5月から服用中。鎮痛薬が効かない寝起きの頭痛に悩んでいることを相談したら処方されました。こちらも1ヶ月程度で効果を実感できました。

 気づけばあれだけ毎日のように続いていた頭痛が嘘のようになくなっていました。ついでに脚が浮腫むことも減り、トイレに行く回数が増えた気がします。味も見た目もただの木屑なのですが、本当に何がどう効いているのかわかりません。

甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)

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2015年6月から服用中。ベルソムラの副作用である悪夢がつらくて中途覚醒・早朝覚醒してしまうと伝えると処方されました。

甘麦大棗湯は赤ちゃんの夜泣きや引きつけに使われる漢方薬。そして光や音の刺激に対して過敏に反応してしまうような神経性の不眠症に効くそうです。

「甘麦」という名の通り、甘麦大棗湯の主成分は小麦です。味も小麦粉に砂糖を混ぜたような味と食感で口の中に含ませると唾液が吸い取られて漢方薬が団子になります。飲みづらくてちょっと不便ですが慣れかもしれません。甘いから子供でも飲みやすいのでしょうね。

驚くことに服用してから3週間が過ぎた頃に悪夢を見なくなりました。これまで眠前薬を飲んでも眠気がなかったのに、甘麦大棗湯を服用中の現在は自然な眠気が出てきたので入眠も穏やかです。さらに眠りの深さも深くなり、中途覚醒の回数が格段に減りました。

漢方薬には多剤大量処方という概念はないのだろうか?

いろいろと調べていると漢方薬はできるだけ1~2種類におさめた方が良さそうですが、今のところ診察のたびに処方が変わるのでしばらく様子を見たいと思います。

私にとって漢方薬を服用する目的は「不眠対策」と「身体症状の改善」

悪夢を見ることがなくなれば中途覚醒の回数が減り、おのずと睡眠の質が上がる。寝る前の動悸や呼吸苦がなくなれば寝つきも良くなる。

私が今飲んでいる漢方薬は双極性障害(躁うつ病)の直接的な治療に関わるものではなく、睡眠の質を改善する、いわば不眠対策と身体症状の改善のための処方が中心です。気分の安定を図る治療はいつもの精神科、身体の不調はこの漢方内科で。このスタイルが私に合っているのだと思います。

双極性障害(躁うつ病)の気分の波を漢方薬だけでコントロールできれば良いのだけれど、漢方薬は向精神薬を超えられる薬ではない気がします。特に躁状態を抑える強力な鎮静作用はありません。しかし、漢方薬を服用し始めてから酷いうつ状態になる頻度が減りました。もしかするとうつには効くのかもしれません。

漢方薬は気分の波を落ち着かせる効果は期待できないけれど、向精神薬の副作用を和らげたり、不眠症状を落ち着かせたり、便秘や易疲労感、頭痛などの身体症状の改善には期待できるかと思います。

重症例の患者は漢方薬が特効薬にはならない

「漢方薬は軽症例の精神症状には効果がある」と東洋医学の書籍には書いてあるけれど、多分軽症例ではない私が効果を期待すべきものではないのかもしれません。

自殺を考えるレベルの重症例に対して漢方薬が特効薬となることはない。漢方薬は穏やかな効き目なので、「あれ?」と気づいたときに症状が気にならなくなっていたと実感することが大半です。それは西洋医学のように「病気の芽を取る対症療法」という治療法ではなく、東洋医学は「病気の種を取る体質改善」を目的とした治療法だからこそ。

体質の変化も診察でわかる

漢方内科の診察では毎回みぞおちをグイッと押したときの私の反応を診られます。主治医いわく、初診当時よりも確実に体質が良くなっているとのこと。最近の私の日常生活や体調の経過を振り返っても何の変化もないように見える私の病状ですが、医学的な見解からそう言われると目には見えないけれど何かが良くなっているという確信が持てた気がしました。

漢方薬が身体に合うと味覚や嗅覚も変わる?

一般的に「自分の体質に合う漢方薬は美味しいと感じやすい」と言われていますが根拠はわかりません。最初は「変な味!」と思っていても次第に味覚が慣れてくると思いますし正直慣れなのかなと思います。噂では漢方薬が体質に合わなくなるとまずくて飲めなくなるとか何とか。

そう言えば嗅覚も変わった気がします。処方箋を持って調剤薬局の自動ドアを開けた瞬間に鼻を刺す漢方薬の独特の香り。初めて漢方内科を訪れたときはこの調剤薬局の中にいると吐き気がして気分が悪かったなぁ。

でも今はこの香りに癒されている私がいます。調剤薬局の中で深呼吸をすると気持ちが無になる感じ。これも何か関係があるのだろうか。覚えていればまたの機会に主治医に尋ねてみよう。

漢方薬を服用する際に注意したいこと

必ず東洋医学の専門医がいる病院を受診して下さい

市販の漢方薬はありますが、容量が少ない上に病院で処方される漢方薬よりも効果が弱くなります。漢方薬は症状だけでなく患者の体質に合わせて処方されるので、自己診断で選んだ体質に合わない漢方薬を服用し続けていても全く意味がないです。できれば精神科や心療内科と漢方内科が併設されている病院を選んだ方が良いと思います。

一般的には西洋薬と漢方薬を併用しても問題ないと言われていますが、念のためかかりつけ病院の医師や薬剤師に相談して下さい。

漢方薬は保険適応!市販の漢方薬を買うより病院で処方してもらった方が安上がり

私は現在4種類の漢方薬をそれぞれ28日分(合計224包)処方してもらっています。診察代が580円(再診の場合)、薬代が2,450円なので月の治療費は合計3,030円。この値段でこの量の漢方薬を市販で買う方が圧倒的に高額になります。初診時の検査費用のことを考えると初期費用は別途かかりますが、継続的に服薬を続けるのなら病院で漢方薬を処方してもらった方が経済的に安く済みます。漢方薬自体の薬価は向精神薬と比較しても安価(最安値のもので1包1~2円)なので保険が適応される病院で処方してもらうことをお勧めします。

参考書籍

正しく付き合う 漢方 2015 (週刊朝日ムック)

正しく付き合う 漢方 2015 (週刊朝日ムック)

 

全国の漢方内科がある医療機関のリストが掲載されている雑誌です。私は2014年バージョンを持っていますが、この雑誌が一冊あれば東洋医学や漢方薬について十分学べるので興味のある方は是非。

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