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精神科デイケアはどんなところ?地域活動支援センターと比較して解説してみます

障害者自立支援 障害者自立支援-精神科デイケア
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はじめに

この記事では病院スタッフから直接説明を受けたことや、私が見て、聞いて、感じてきたことを書いています。そして私が通所しているデイケア施設での情報を元に作成しておりますので、全てのデイケア施設で同じことが行われているとは限りません。あくまで参考程度に留めて頂けると幸いです。

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精神科にもデイケアはあります

まず「精神科デイケアとは何ぞ?」という話から触れてみます。

「デイケア」と言えば、介護施設や病院などで実施される高齢者や身体障害者向けのデイケアを連想する人が多いのかもしれませんが、実は精神障害者向けのデイケアも存在し、私自身もこの病気になるまで知りませんでした。

精神科デイケアの概要を簡単に説明すると、日中に他の利用者と一緒にレクリエーションや雑談をして過ごすものです。中には復職(リワーク)や就職活動に力を入れたデイケアも存在します。

精神科デイケアの利用目的

デイケアの利用目的は人それぞれ異なりますが、以下は具体例です。

  • 不規則な生活リズムを整えたい
  • 引きこもりがちな生活を人と接することで解消したい
  • 自分の居場所を確立させたい
  • 社会復帰するための知識とスキルを得たい

精神科デイケアとショートケアの違い

私が通所している施設ではデイケアとショートケアがあります。

デイケアは1日6時間拘束、ショートケアは1日3時間拘束です。ショートケアの場合、午前の部と午後の部の好きな方から選択可能で、さらに自分の予定と体調に合わせて「今日はデイケア、明日はショートケア」という選択もできます。

デイケアへ通うことに自信がない人でも1日3時間からのショートケアから始められ、利用者の日常生活活動レベルに合わせやすいように対応してくれています。もちろん病状の関係で長期的に出席できなくなくなっても大丈夫です。現在なかなか体調が安定しない私は長期欠席中です。

デイケアとショートケア中に行われるプログラム

デイケアでは利用者とスタッフの合同で取り組むプログラムがあります。自律訓練法、認知行動療法、パソコン講座、ビジネスマナー講座など、1回のプログラムにつき1時間で予定されています。

中にはウォーキングやカラオケ、食事療法や運動療法の指導、社会資源の活用方法などの勉強会のプログラムもあります。

プログラムは3時間ごとに1回(デイケアなら2回、ショートケアなら1回)、午前の部、午後の部によって違うプログラムが組まれています。私がデイケア利用前に施設見学したときは社会生活技能訓練のプログラムでした。

社会生活技能訓練とはソーシャル・スキル・トレーニングとも呼ばれ、SSTという略称で表現されることもあります。社会生活技能訓練は認知行動療法の一つです。こういった心理療法のプログラムも多いので、デイケアは病状の悪化や再発を防ぐ目的もあるようです。

プログラム以外の時間の過ごし方

健康チェックやラジオ体操、ミーティングなどの時間に充てられます。それらとプログラムが行われる時間以外は、他の利用者と雑談するのもあり、読書や将棋、手芸などの個別活動をするのもあり。基本的に自分が好きなことをして良いみたいです。ほとんどの利用者の方は雑談している印象です。私は大抵テレビを見るか、読書をしています。

精神科デイケアの利用者数や男女比、年齢層

施設見学時の利用者数は10名ちょっと。スタッフの話によると曜日によって利用者数が違い、週末の方が多いそうです。時折デイケアルームで開催される精神疾患の講習会では外来患者を含め40名ほどの利用者がありました。デイケアルームの広さから考えるとこれが最大人員数と思われます。

見学時の利用者の男女比では7:3と6:4の微妙な間くらいでした。実際にデイケアを利用しているうちに利用者の年齢層は推定20~50代、男女比も5:5と幅広いことがわかり、中でも推定30~40代の利用者が多い印象を受けました。

デイケアルームはどんな感じ?

デイケアルーム内にはパソコンやテレビ、キッチンが設置されています。キッチンはお菓子作りのプログラムもあるのでそのときに使われるのでしょう。本棚には新聞や雑誌、書籍が用意されていたり、精神障害者向けの就労訓練および雇用にまつわる資料がファイリングされたものが設置されています。書籍の貸し出しもできるとのことで、ミニ図書館としても有効活用できますね。

精神科デイケアと地域活動支援センターの異なる点

精神科デイケアと似たような形の施設として地域活動支援センターがあります。

地域活動支援センターは創作的活動または生産活動の機会の提供、社会との交流の促進等の便宜を供与することにより、自立した日常生活や社会生活を営むことができるように障害者を支援する施設です。

身体障害者・知的障害者・精神障害者・難病患者を分け隔てた独立型よりも混合型の施設が多いため、精神障害者に限局した輪を求めるのなら精神科デイケアの方がより有意義に過ごせるかと思います。

地域活動支援センターには種類がある

種別 対象年齢 概要

地域活動支援センターⅠ型

(旧)精神障害者地域活動支援センター

 

障害者やその家族などの地域における生活を支援するため、福祉サービスの利用援助、社会資源の活用、ピアカウンセリング、介護相談、権利擁護のために必要な援助、専門機関などの情報提供などを行う相談支援が中心。

地域活動支援センターⅡ型

(旧)小規模作業所・小規模授産施設

15歳以上

就労が困難な障害者に対し、創作活動や生産活動の機会の提供(軽作業)、レクリエーション、社会との交流の促進、機能訓練、社会適応訓練および入浴サービスを実施することにより、自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう支援する。

地域活動支援センターⅢ型

(旧)身体・知的デイサービス事業所

18歳以上

Ⅱ型とほぼ同じ概要。障害者自立支援法の前身の法律である支援費制度時の旧名の通り、もともとは身体障害者と知的障害者向けに設置されたデイサービス。

注意事項

  1. この年齢制限は私が住む地域にある地域活動支援センターの年齢制限です。他の地域にある地域活動支援センターの年齢制限の存在はわかりません。
  2. 2011年発行の資料から抜粋した情報が一部あるため、障害者総合支援法が施行された現在の情報と照らし合わせると相違点がある可能性があります。最新の資料が手に入り次第、加筆修正する予定です。
  3. 地域活動支援センターの型(特にⅡ型とⅢ型)ははっきりと分類されていない施設が多いです。現在はデイサービス型と作業所型の二つに分類されているかも?

地域活動支援センターⅠ型はこんなところ

私が過去に利用した経験がある地域活動支援センターは分類上ではⅠ型です。しかし体感ではⅠ型とⅡ型の中間地点にあるようなところでした。精神科デイケアよりもさらにふた回り程度ハードルを下げた施設でしたが、固定されたプログラムがあるかないかだけで自由時間の過ごし方はほぼ同じです。

私が通所していた地域活動支援センターはごく稀に合同レクリエーションがあるだけでほとんどの時間は他の利用者との雑談で終わります。利用料金は基本無料ですが、別途食事代と入浴代は希望者のみ数百円負担しなければなりません。また、創作活動における材料費も自己負担です。

毎月2回、希望者だけ当事者交流会に参加できます。この際、近隣地区の地域活動支援センターの利用者も集まります。

地域活動支援センターはルールとマナーに緩い

精神科デイケアは精神保健福祉士や臨床心理士、看護師などの女性スタッフが必ずデイケアルームに同席しています。昼食も同じ部屋で全員揃ってから摂ります。しかし、私が以前通所していた地域活動支援センターは無資格のスタッフだけで構成されており、特別な事情がない限り利用者とは別の部屋で過ごしていました。

地域活動支援センターでは利用者同士のトラブルが起きても余程のことがない限り介入しない方針で、私が他の利用者から手をベタベタ触られるなどの軽いセクハラ被害を受けても、今後の利用者との付き合い方についてスタッフに相談しづらく悩んだ覚えがあります。そして悩んだ挙句に通所できなくなってしまいました。

その点から考えてみると、きちんとした専門資格と知識を持ったスタッフが近くにいることは安心感があります。スタッフが全員女性で構成されているので、特に女性はデイケアの利用に関して困ったことがあれば話しやすいと思いました。

精神科デイケアを利用する上でのルールとマナー

個々のデイケア施設で違うと思いますが、私が利用するデイケア施設の規則はしっかりしており、利用者同士の携帯電話の電話番号やメールアドレス、LINEなどのID交換は禁止。デイケア内は別として、デイケア終了後の利用者同士の交流も禁止されています。これを聞いて一番ホッとしました。

地域活動支援センターに通所していたときは、利用初日から他の利用者に私の電話番号やメールアドレスを聞かれ、断りきれなくて渋々教えた結果、ある男性から「付き合って下さい」と求愛メールを大量に送りつけられてきて大変不快な思いをしたものです。不適切な表現かもしれませんが異性との出会いの場のようになっていました。これが女性の利用者が少ないわけだったのかもしれません。この施設の利用者は40~50代の男性が8割でした。

デイケアならそんな思いをしなくて良い―。それだけで守られている気がしました。人間関係の構築が苦手で人とのコミュニケーションは慎重にとりたい私にとってこの規則がある方が心強いです。 施設見学後、その日にデイケアの通所申し込みをするか迷っていましたが、この規則が決め手となり早速申込書に記入して申し込みを済ませてきました。

デリケートな病気だからこそのプライバシー保護の配慮

私が通うデイケア施設は偽名を使って利用することができます。無理をして他の利用者に病名を告知することもしなくて大丈夫です。

精神科デイケアにかかる費用は?

デイケアも診察と同じように保険適応なので利用料金は3割負担になります。さらに自立支援制度を利用している患者は診察代や薬代と同じように利用料金は1割負担になります。

デイケアとショートケアでそれぞれ利用料金は違うようで、デイケアの場合は3割負担だと2300円/1回、1割負担だと710円/1回とのことです。

希望者のみ昼食として施設で用意してくれるお弁当の料金もデイケアの場合はこの金額に含まれるそうです(ショートケアの場合は昼食代として別途550円の自己負担あり)。昼食代がデイケアの利用料金に含まれるか含まれないかは個々のデイケア施設で違うと思われます。

一度大きな病気にかかるとお金もかかる

自立支援医療制度を利用していない患者だと大変な負担金ですよね。しかも上に記載したのは1回の利用料金。自立支援医療制度を利用していないと継続してデイケアを利用することは金銭的に厳しいと思います。

精神科デイケア利用前の止めどない不安感

朝起きるのも一苦労、人に顔を見られるのが怖くて普段はノーメイクにマスク着用。部屋着を着て平気で外を出歩けるようになってしまった現在。こんな状態でデイケアに行っても大丈夫なのかな?デイケアを利用する前はそんな不安の方が大きかったです。

デイケアの当日キャンセルと利用中の体調不良についての不安

気になっていたことは、もしデイケアの利用予約をした日に体調を崩してしまったときに急遽欠席できるのかどうか、体調不良の中でも頑張ってデイケアに参加するもぐったりとしていてプログラムの内容を理解できないほど不調だったらという不安についてです。

デイケアのキャンセルについては時間指定がありますが、事前に電話で連絡すれば当日でもキャンセル可能であること、プログラムに参加する元気がない場合は個別活動できるようなので安心しました。

引きこもり生活の殻を破り、飛び出すことには勇気が必要

個別活動の時間は毎回プレッシャーが襲いかかります。他の利用者やスタッフとちゃんと話せるだろうか、もし周りの会話に参加できなかったりついていけなかったときに自分一人でできる活動を考えなきゃ―。

療養生活を送るようになってから家族以外の人と関わる機会がほとんどない社会的に孤立した生き方をしていた私。数年ぶりに大勢の人の輪の中に入っていくという緊張感はハンパないです。いつも通院している病院内にデイケア施設があるとはいえ、初めて利用する場所で初めて会う人を目の前にするとドキドキしますが、スタッフのフォローで何とかなります。私は何とかなりました。

デイケア利用時に持参する持ち物

デイケア利用時に持参するものは診察券と自立支援医療制度の管理票または受給者証がある方はそれを、履き物や飲み物は用意なしということなので各々で用意しなければなりません。勉強会や講習会のプログラムがある日は筆記用具があると便利です。私のような引きこもりコミュ障な人が初めてデイケアを利用する際は本を1冊持って行くと安心かも。孤独な時間を埋めてくれるお守りになるかもしれません。

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